美のパトロンでもあったフランスの大女優 「パリ世紀末 ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」開幕(神奈川・横須賀美術館)

19世紀末から20世紀初頭、アール・ヌーヴォーが輝き始めた頃、 演劇・芸術・ファッションで人々を魅了した大女優サラ・ベルナールを取り巻く文化を多面的に紹介する「パリ世紀末 ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」(横須賀美術館ほか主催)が14日、横須賀美術館で開幕した。
サラ・ベルナール(1844~1923)は、パリを拠点に活躍した女優。1862年にコメディー・フランセーズでデビュー、1880年には自らの名を冠した劇団を立ち上げ、看板女優として舞台に立ち、その類いまれなる美声や演技力、華やかな私生活は人々を魅了した。
またサラは多くの才能を見出したパトロンでもあった。主演作「ジスモンダ」のポスター制作では、新人画家アルフォンス・ミュシャを抜擢、舞台ではルネ・ラリックのジュエリーを用いるなど、若き才能を開花させた。
本展では、女優としてのサラはもちろんのこと、実業家やアーティストとしても幅広く活躍したその人生を、当時の写真や肖像画とともに、ミュシャ、ラリックなど、彼女の舞台を彩ったデザイン・工芸分野の作品など約150点を通して、サラを中心に、ベル・エポック(美しき時代)の芸術世界を紹介する。11月4日まで。
同展は、今後、渋谷区立松濤美術館(12月7日~2020年1月31日)に巡回。

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