京都市京セラ美術館 来年3月オープン

京都市・岡崎公園の京都市美術館は、約2年にわたる本館の再整備工事と新館建設を終え、来年321日、通称「京都市京セラ美術館としてオープニングを迎える。現代美術を扱う新館「東山キューブ」や、新進作家の紹介を中心に行う展示室「ザ・トライアングル」が新設され、従来はあまり扱われることがなかった現代美術やアニメーション、ファッションなどの企画展も開催される。本館に設けられるコレクションルームでは、明治・大正・昭和期の京都の作家らによる収蔵作品を展示する。

 

京都市美術館は昭和8年(1933年)、京都で昭和天皇の即位礼が行われたのを記念する「大礼記念京都美術館」として開館した。和洋折衷の「帝冠様式」の建物は、公立美術館としては現存最古。再整備の設計を手掛けた同美術館の青木淳館長は、元の建築のよさを保ちつつも、玄関前をすり鉢状に下げて地下に出入り口を設けるなどして、従来より開放的な空間を目指したという。オープンに先がけて1221日からは、光のアーティスト、髙橋匡太さんによる本館のライトアップが行われる予定。

8月29日に東京都内で開かれた記者会見で、青木館長は「訪れる人たちがこの美術館の伝統と新しい要素を違和感なく楽しんでくれればうれしい」と期待を述べた。                                                 

開館記念展として、江戸後期から現代にいたる名品計400点以上を紹介する「京都の美術 250 年の夢」展を、321日から126日まで4期に分けて本館で開催するほか、新館「東山キューブ」では「杉本博司  瑠璃の浄土」展(321日~614日)を開く。

 

 

曾我蕭白《群仙図屏風》左隻 1764 年 文化庁蔵 重要文化財  「京都の美術 250 年の夢」展に出品予定

 

《法勝寺 瓦》平安時代末─鎌倉時代初期 撮影:小野祐次  「杉本博司 瑠璃の浄土」展に出品予定

 

 

 

 

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