奇想の画家・岩佐又兵衛。その魅力とは? 「奇想の又兵衛 山中常盤物語絵巻」開幕(静岡・MOA美術館)

豊かな頬と長い頤(おとがい)の人物表現や、大和絵と漢画を折衷したような独特の画風で一世を風靡し、後の画界に大きな影響を与えた岩佐又兵衛の、《山中常盤物語絵巻》の魅力に迫る「奇想の又兵衛 山中常盤物語絵巻」(MOA美術館主催)が31日、MOA美術館で開幕した。
近年大人気の奇想の画家。そのうちの一人として、多くのファンを持つ岩佐又兵衛が描いた《山中常盤物語絵巻》は、義経伝説に基づく御伽草紙系の物語で、義経の母・常盤の敵討ちを題材としたもの。生気あふれる力強い作風や、鮮烈な描写が特色のこの絵巻は、又兵衛が描いたといわれる絵巻の中で、又兵衛自身の関与が最も高いと考えられている。
本展では、全12巻あわせると150メートルを超える長大な《山中常盤物語絵巻》全巻を一堂に展観し、江戸時代初期の異色の絵巻、そして未だ不明点の多い又兵衛の画業に迫る。9月24日まで。

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