山種美術館で「日本画アワード2019」展を開催

日本画の新たな創造に努める優秀な画家の発掘と育成を目指す、「Seed 山種美術館 日本画アワード2019 -未来をになう日本画新世代―」展が東京・山種美術館で始まった。同アワードは「山種美術館賞」(1971年創設)を継承しつつ、装いを新たにして2016年にスタートしたもので、今年が2回目。公募展「Seed 山種美術館 日本画アワード2019」の大賞、優秀賞など受賞作品、入選作品44点が一堂に公開されている。

 

同館の山﨑妙子館長(左)から表彰状を授与された大賞・安原成美さん(右)

 

大賞を受賞したのは安原成美(やすはら・しげみ)さんの「雨後のほほ」。13日に同美術館で行われた表彰式で、審査員の日本画家・竹内浩一さんは、「雨あがりの濡れたほほ(朴の木)を青で描くセンスに、感覚の才を感じた。優しく柔らかい、心惹かれる作品」と選考理由を説明。安原さんは「この栄誉ある賞に恥じぬように、生涯をかけて新たな日本画の創作に力を尽くしたい」と今後の決意を語った。

 

大賞作品「雨後のほほ」(右)、優秀賞作品「鴯鶓ノ図 -飛べない鳥-」(左)など、受賞・入賞作品44点を展示している。

 

 

山﨑館長(左)から、優秀賞の賞状を受け取った青木秀明さん(右)

 

「鴯鶓(えみゅー)ノ図 -飛べない鳥-」で優秀賞を受賞した青木秀明さんは、「昨年、関西地方を襲った台風で被災し、一時は絵が描けない状況だった。本賞を受賞したことで、『もっと絵を描いていいんだ』という気持ちにさせてもらえた」と喜びを語った。

各賞の受賞者は、こちらのページで紹介している。

23日まで。問い合わせはハローダイヤル(03-5777-8600)。

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