すべては円山応挙に通じる 「円山応挙から近代京都画壇へ」開幕(東京・東京藝術大学大学美術館)

日本美術史の中で重要な位置を占める四条・円山派の系譜が、いかに近代絵画へと継承されたか、その全貌に迫る「円山応挙から近代京都画壇へ」(東京藝術大学ほか主催)が3日、東京藝術大学大学美術館で開幕した。
様々な流派・絵師が百花繚乱のごとく咲き乱れた18世紀の京都。写生画で一世を風靡した円山応挙が率いる円山派、与謝蕪村に師事し、晩年の応挙にも弟子入りした(※親友として迎えられたという説もあり)呉春によって興った四条派。この二派は円山・四条派としてその後の京都の主流となり、近代に至るまで京都画壇に大きな影響を及ぼした。
本展は、応挙、呉春を起点として、近年大人気の奇想の画家・長沢芦雪や近代の女流画家として人気の高い上村松園など、近世から近代へと引き継がれた画家たちの系譜を一挙に辿るもの。また自然、人物、動物といったテーマを設けることで、その表現の特徴を丁寧に追う。
会場には、応挙たちが手がけた大乗寺(兵庫県)の重要文化財の襖絵を特別再現展示。お寺の雰囲気を体験できる。9月29日まで。
本展は、京都国立近代美術館(11月2日~12月15日)に巡回する。
※大幅な展示替えあり

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