「SOMPO美術館」が2020年5月28日オープン

「SOMPO美術館」の外観イメージ 提供:大成建設株式会社一級建築士事務所

 

損保ジャパン日本興亜美術財団は7月30日、損保ジャパン日本興亜が東京・西新宿の本社ビル敷地内に建設中の新しい美術館を「SOMPO美術館」と命名し、2020年5月28日にオープンすると発表した。

本社ビル42階にある現在の「東郷青児記念  損保ジャパン日本興亜美術館」が地上に移転し、名前も新たにスタートを切る。開館記念展として、収蔵品による「珠玉のコレクション──いのちの輝き・つくる喜び」(5月28日~7月5日)、「秘蔵の東郷青児──多彩な画家の創作活動に迫る」(7月18日~9月4日)を開催する予定。

「SOMPO美術館」は地上6階・地下1階で高さ39.9m、延床面積3955.65㎡。3~5階の展示室は天井高4mで、展示室の総面積は754.9㎡となる。1階はエントランスで、2階にはミュージアムショップと休憩スペースを設ける。設計は大成建設株式会社一級建築士事務所、施工は大成・清水・鴻池建設共同企業体、展示室デザイン・内装は丹青社が担当した。

「SOMPO美術館」は1976年、新宿副都心を象徴する超高層ビルの42階に「東郷青児美術館」としてオープン。損保ジャパン日本興亜の前身会社の一つである安田火災海上保険が社会貢献として美術館運営を構想した際、優美な女性像で人気を博した洋画家の東郷青児(1897~1978年)から自作をはじめとする絵画コレクションを提供する申し出を受け、東郷の作品を中核として出発した。

その後、「安田火災東郷青児美術館」に名称変更。1987年10月には、同社が同年3月にロンドンのオークションで53億円で落札したゴッホの代表作「ひまわり」を一般公開して話題を呼んだ。さらにゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」、セザンヌの「りんごとナプキン」を取得するなど収蔵品を充実させ、2002年に「損保ジャパン東郷青児美術館」、2014年に現在の「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」に名称変更して活動を続けてきた。

日本初の高層階にあるミュージアムとして長く親しまれてきたが、現在の美術館における展覧会は残すところ9月29日まで開催中の「みんなのレオ・レオーニ展」、来年2月15日~3月15日に開催する「FACE展2020」の二つとなる。

地上に移転し、初めて独立した建物となるが、「SOMPO美術館」を運営する損保ジャパン日本興亜美術財団では「新宿のアートランドマークとして、多様な芸術・文化を発信していく」としている。

本社ビルの敷地内に建設中の「SOMPO美術館」(右)=7月28日撮影

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