恐竜学の新時代をつくった重要標本を一堂に! 「恐竜博2019」開幕(東京・国立科学博物館)

恐竜研究の新しい時代が始まったと言われる1969年以降、50年の恐竜学の歩みと現在、そして近未来を展望する「恐竜博2019」(国立科学博物館ほか主催)が13日、国立科学博物館で開幕した。
アメリカで発見された新種の肉食恐竜が、“恐ろしいツメ”を意味するデイノニクスと命名されたのが1969年のこと。そこから恐竜研究の新時代が始まったと言われている。
本展には40年もの間、謎の恐竜とされてきた2.4mもの長い腕を持つ“デイノケイルス”の全身骨格の世界初公開をはじめ、北海道・むかわ町で発見された日本の恐竜研究史上、最大の恐竜“むかわ竜”の全身実物化石と全身骨格が、地元むかわ町以外で初公開されるなど、貴重な実物化石や全身復元骨格が一堂に会する。
抱卵や子育て、色、性別、絶滅の謎など、生き物としての理解が深まり、ここ50年で塗り替えられてきた恐竜研究の“新常識”に迫る。10月14日まで。