「ウィーン・モダン」展 【私の1点(中)】 小林沙羅さん(ソプラノ歌手) シューベルトと仲間の絆

ユーリウス・シュミット 「ウィーンの邸宅で開かれたシューベルトの夜会(シューベルティアーデ)」 1897年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

 「野ばら」や「ます」「菩提樹」など、誰でも耳にしたことのある名曲を数々残したシューベルト。彼がどのように仲間に囲まれ、愛されていたかが手に取るようにわかる絵です。
 シューベルトと彼を囲む友人たちの集まり「シューベルティアーデ」において、たくさんの作品が作られ演奏されました。裕福ではない作曲家を生活面も含め温かく支えていた仲間たちが、朗らかに音楽を楽しむ様子。見ていると、ああ、音楽っていいな、と素直に感じます。
 シューベルトが丸眼鏡を通して見ていた世界を、この絵を通して見せていただいたような気持ちです。

小林沙羅さん(ソプラノ歌手)

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」は8月5日まで六本木の国立新美術館で開催中。火曜休館。

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