独自の木版画表現を模索 「府中市制施行65周年記念 棟方志功展」開幕(東京・府中市美術館)

自らの木版画を板の中から生まれた「板画」と称し、独自の木版画表現を模索し続けた棟方志功の軌跡をたどる「府中市制施行65周年記念 棟方志功展」(府中市美術館主催)が25日、府中市美術館で開幕した。
1903年、青森に生まれた棟方志功は、油彩画家を目指して21歳で上京するも、自らにより適した表現として木版画に力を注いでいった。39年に制作された《二菩薩釈迦十大弟子》は、鋭利で力強い彫りの跡や、紙面の白と版面の黒の対比が印象的な作品として、現在でも高く評価されている。
本展は、棟方板画の全貌と真髄を、棟方志功記念館(青森市)の所蔵品によってたどるもの。岡本かの子の詩に寄せて女性への礼賛を謳いあげた連作《女人観世音板画巻》、青森県庁舎の玄関ホールに掲げるべく制作された《花矢の柵》など、連作と大作に着目しながら紹介する。7月7日まで。

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