ニューヨークを魅了したアビー・コレクションが日本初公開 「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション ―メトロポリタン美術館所蔵」開幕(大分県立美術館)

世界的に関心が高まっている竹工芸。その自由な造形美と多様な表現形態を、ニューヨークのアビー・コレクションから紹介する「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション ―メトロポリタン美術館所蔵」(大分県立美術館ほか主催)が18日、大分県立美術館で開幕した。
本展は、世界屈指の美の殿堂メトロポリタン美術館で、2017年から翌年にかけて開催された「日本の竹工芸:アビー・コレクション」展の世界巡回展として、高名な美術コレクター、アビー夫妻が収集した竹工芸を紹介するもの。
会場には、竹工芸で初めて人間国宝に認定された大分の生野祥雲斎の他、初代早川尚古斎、初代田辺竹雲斎、飯塚琅玕斎ら、明治から現代まで、日本の竹工芸の歴史を彩る代表的作家の名品が勢揃いする。また、人間国宝6人を含む44作家による75件で構成されるアビー・コレクションは日本初公開。6月30日まで。
また同展は東京国立近代美術館工芸館(9月13日~12月8日)、大阪市立東洋陶磁美術館(12月21日~2020年4月12日)に巡回予定。