都市の風景、島の文化を写真で伝える 「宮本隆司 いまだ見えざるところ」開幕(東京都写真美術館)

建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した作品で知られる写真家・宮本隆司の個展「宮本隆司 いまだ見えざるところ」(東京都写真美術館主催)が14日、東京都写真美術館で開幕した。
1947年に東京で生まれた宮本は、建築雑誌の編集部を経て、1975年写真家として独立。その後86年に建築の解体現場を撮影した《建築の黙示録》、88年に香港の高層スラムを撮影した《九龍城砦》で高い評価を受け、89年には第14回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど、国内外で活躍。近年では、奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど新しい展開にも取り組んでいる。
本展では、初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、東京スカイツリーを撮影したピンホール作品などを展示する。両親の故郷である徳之島で、ピンホールカメラを用いて撮影した《面縄(おもなわ)ピンホール2013》=写真=は箱の展開図のようなかたちが目を引く、6枚のプリントから構成される大作。その他、島の人々や自然を切り取った作品が並ぶ。7月15日まで。

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