日本の伝統とは何かを岡本太郎の写真作品で探る 「岡本太郎と日本の伝統」開幕(神奈川・川崎市岡本太郎美術館)

岡本太郎の写真作品などを通して、日本本来の文化、日本の美意識とは何かを再考する「岡本太郎と日本の伝統」(川崎市岡本太郎美術館ほか主催)が4月27日、川崎市岡本太郎美術館で開幕した。
1951年11月、東京国立博物館で縄文土器と出会った太郎は、その4次元的な造形力に衝撃を受け、翌年、美術雑誌『みづゑ』に「四次元との対話-縄文土器論」を発表。これに端を発し、太郎はいわゆる「わび」「さび」とは異なる、他の東アジア地域からの文化的影響を受容する以前の、日本本来の文化、日本人の美意識とは何かについて考察を深め、1956年、著書『日本の伝統』として結実させた。また同書のために、太郎は本来の日本と考えた文化事象である縄文土器・土偶、京都の古刹の中世の庭などを自らカメラで撮影し、その写真は単なる記録ではなく、写真芸術の高みにまで達している。
本展では、太郎の写真作品を中心に、「日本の伝統」とは何かを再考するとともに、「伝統とは創造である」と唱えた岡太郎の精神を受け継ぐ3名の現代美術家、小沢剛、鈴木伸吾、天明屋尚の作品もあわせて紹介する。

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