圧巻の空海ワールド出現 「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」開幕(東京国立博物館)

唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海が、真言密教の根本道場とした京都・東寺に伝わる数々の名宝を紹介する特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」(東京国立博物館ほか主催)が26日、東京国立博物館で開幕した。
平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立され、823年には嵯峨天皇から空海に下賜された東寺(教王護国寺)。お寺には、空海がもたらした密教の造形物が多数伝わっているが、そのどれもが美術品としても極めて高い質を誇り、その仏教美術の多彩さや豊かさは、日本でも群を抜いている。
最大の見どころは、立体曼荼羅の仏像を360度ぐるりと鑑賞できる展示。立体曼荼羅を構成する21体の仏像のうち、史上最多の展示となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品され、空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる。さらに彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会し、東寺に伝わる文化財の全貌が紹介される。
また、「曼荼羅のお寺」とも言われる東寺に伝来する、現存最古の彩色両界曼荼羅図である国宝《両界曼荼羅図 西院曼荼羅(伝真言院曼荼羅)》(展示期間:4月23日〜5月6日)を含む4件も公開。
また、本展ポスターなどのメインビジュアルであり、東寺の名宝の中でも人気を誇る国宝《帝釈天騎象像》は、個人的な利用目的に限り写真撮影が可能。6月2日まで。
※会期中展示替えあり

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