19世紀のアート・シーンへ 「ラファエル前派の軌跡展」開幕(東京・三菱一号館美術館)

英・ヴィクトリア朝時代に結成された芸術同盟「ラファエル前派」に焦点を当てた「ラファエル前派の軌跡展」(三菱一号館美術館主催)が14日、三菱一号館美術館で開幕した。
1848年、社会が大きく変わりゆく中、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイら若い画学生たち7人が、イタリア・ルネサンスの巨匠ラファエロ以前への回帰の必要性を訴え、英国美術の刷新を目指す前衛芸術家集団「ラファエル前派同盟」を結成した。
本展は、その精神的な指導者である美術批評家ジョン・ラスキンの生誕200年を記念したもの。
ラスキンはあらゆる人にかかわる芸術の必要性を説く一方で、彼らとエドワード・バーン=ジョーンズやウィリアム・モリスら、そして偉大な風景画家J.M.Wターナーとを関連づけて考察した。
展覧会では、ラファエル前派の流れが多様な展開を見せ、アーツ・アンド・クラフツ運動へ発展していくさまなど、ラスキンから連なる多様な芸術の系譜を見る。油彩画や水彩画、素描、ステンドグラス、タペストリ、家具など約150点を通じて、彼らの功績をたどり、美術史に与えた影響を紹介する。6月9日まで。
その後、久留米市美術館(6月20日~9月8日)、あべのハルカス美術館(10月5日〜12月15日)に巡回予定。

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