マンガ界を常にリード 「竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary」開幕(神奈川・川崎市市民ミュージアム)

『風と木の詩』『地球(テラ)へ…』などの作品で知られるマンガ家・竹宮惠子の画業50年を記念した「竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary」(川崎市市民ミュージアム主催)が2日、川崎市市民ミュージアムで開幕した。
1968年にプロデビューし、常にマンガ界をリードしてきた竹宮。なかでも1976年に発表された19世紀フランスの寄宿舎で繰り広げられる、思春期の多感な少年たちを中心とした代表作『風と木の詩』は、少年たちの同性愛、近親相姦、人種差別、虐待などのタブーに正面から取り組み、マンガ界のみならず、芸術表現の新しい扉を開いた。
今までに発表したマンガはのべ180作品、26,000ページにも及ぶ。本展ではその足跡を、設定資料やカラーイラスト、貴重な肉筆原稿など約150点でたどる。4月14日まで。