100歳を超えても筆をとり続けた日本画家 「広尾開館10周年記念特別展 生誕130年記念 奥村土牛」(東京・山種美術館)

今年、生誕130年を迎える日本画家・奥村土牛(おくむら・とぎゅう、1889~1990)の画業をたどる「山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 生誕130年記念 奥村土牛」(山種美術館ほか主催)が2日、山種美術館で開幕した。
同館創立者の山﨑種二は、「絵は人柄である」という信念のもと、画家と直接関わりあうなかで作品を蒐集した。特に土牛とは親しく、まだ無名だった研鑽期から支援し、約半世紀にわたり交流を続けた結果、同館では現在135点に及ぶ屈指の土牛コレクションを有している。
土牛は、画家志望であった父親のもとで10代から絵画に親しみ、梶田半古(かじた・はんこ)、そして生涯の師と仰ぐ小林古径から学んだ写生や画品を重視する姿勢を生涯貫き、「絵を通して伝わってくるのは作者の人間性」という自らの言葉を体現するような作品を多く生み出した。本展は、代表作《醍醐》《鳴門》をはじめ、土牛の優品約60点を厳選し公開する。3月31日まで。

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