虚実のはざまで動き出す、機械仕掛けの神話世界とは? 「やなぎみわ展 神話機械」開幕(高松市美術館)

撮影:表恒匡

1990年代から現代に至るまで、現代美術のみならず演劇界でも活躍するやなぎみわ(1967~)の約10年ぶりの個展「やなぎみわ展 神話機械」(高松市美術館ほか主催)が2日、高松市美術館で開幕した。
女性をモチーフに、CGや特殊メイクを駆使した作品で注目を浴びるやなぎ。《エレベーター・ガール》で一躍有名となり、《マイ・グランドマザーズ》といった一連の写真作品は世界的に高い評価を受けている。
本展では、やなぎのこれまでの代表的なシリーズや舞台の仕事を紹介するほか、2016年から日本神話をテーマに福島の果樹園で取り組んできた、『古事記』に登場するイザナギとイザナミの物語に由来する写真シリーズ《女神と男神が桃の木の下で別れる》を、日本で初めてまとめて紹介する。また、本展に向け大学等と連携して「モバイル・シアター・プロジェクト」を立ち上げ、展覧会場にマシンによる神話世界も作り出される。3月24日まで。
同展は、アーツ前橋(群馬、4月19日~6月23日)、福島県立美術館(7月6日~9月1日)、神奈川県民ホールギャラリー(10月20日~12月1日)、静岡県立美術館(12月10日~2020年2月24日)に巡回予定。

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