東京では十数年ぶりの大規模展 「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」開幕(東京・森アーツセンターギャラリー)

葛飾北斎の絵師人生を紹介する「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」(日本経済新聞社ほか主催)が17日、森アーツセンターギャラリーで開幕した。
世界的にも名高い葛飾北斎。なかでも「神奈川沖浪裏」を含む「冨嶽三十六景」シリーズや、19世紀ヨーロッパにおけるジャポニスムの契機となった『北斎漫画』は広く知られるが、これらは約70年に及ぶ北斎の画業のほんの一端にすぎない。
本展では、北斎の絵師人生を作風の変遷と、主に用いた画号によって6期に分けて紹介。米国シンシナティ美術館が所蔵する「向日葵図」(肉筆画)などの日本初公開作品や、近年発見された貴重な作品をふくめ、国内外から集められた名品約480件を通じて、真の北斎像に迫る。会期中、一部展示替えあり。3月24日まで。