書の最高峰が集結 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(東京国立博物館)

書の普遍的な美しさを法則化した唐時代(618-907)に焦点をあて、顔真卿(がんしんけい、709-785)の人物や書の本質に迫る特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(東京国立博物館ほか主催)が16日、東京国立博物館で開幕した。
中国の歴史上、書聖・王羲之(おうぎし)が活躍した東晋時代(317-420)に続き、初唐の三大家と呼ばれた虞世南(ぐせいなん)、欧陽詢(おうようじゅん)、褚遂良(ちょすいりょう)が楷書の典型を完成させた唐時代に、書法が最高潮に到達。そして顔真卿は三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出した。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えた。
本展では、顔真卿の人物や書の本質に迫るとともに、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証する。顔真卿の名品「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」(台北・國立故宮博物院蔵)=写真=が日本で初公開されるのもみどころだ。2月24日まで。

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