こんなところで学びたい、遊びたい! 「子どものための建築と空間展」が開幕(東京・パナソニック 汐留ミュージアム)

日本の近現代において、先駆的かつ独創的なデザインでつくられた、子どもの学びと遊びのための建築と空間を紹介する「子どものための建築と空間展」(パナソニック 汐留ミュージアムほか主催)が12日、パナソニック 汐留ミュージアムで開幕した。
本展では、明治時代の擬洋風建築校舎「旧開智学校」(長野県松本市)や、米国のフランク・ロイド・ライトらが設計した大正時代の学校「自由学園 明日館(みょうにちかん)」(東京都豊島区)、彫刻家イサム・ノグチが最晩年に携わった「モエレ沼公園」(札幌市)、東日本大震災復興の地に開かれた「東松島市宮野森小学校」(宮城県)など、子どものためにつくられた建築やランドスケープデザインの作品を、写真や図面、模型などを用いながら、時代の流れにそって紹介。また、美術家、特撮美術監督、デザイナーと幅広いジャンルで活躍した成田亨(1929-2002)による、高度成長期以降の子どもたちを魅了してきたウルトラ怪獣のデザイン原画など、美術家やデザイナーが子どもたちのために制作した多彩な遊具や玩具、絵本なども展示する。3月24日まで。一部展示替えあり。