ユーモラスな浮世絵が集結 「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」開幕(東京・太田記念美術館)

浮世絵を「かわいい」「おかしい」をキーワードに紹介する「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」が5日、太田記念美術館で開幕した。
江戸時代の人たちの暮らしや文化を描いた浮世絵は、私たちが当時とまったく同じ感覚で楽しむことは難しいかもしれない。しかし、かわいい猫や犬、擬人化された動植物、愛らしい子供やドタバタ喜劇を繰り広げる人たちなどを描いた、現代の私たちにも理屈抜きで楽しめる浮世絵も数多く残されている。
本展は同館所蔵品を中心に、そうした「かわいい」浮世絵、「おかしい」浮世絵約80点を展示。なかでも愛らしい猫や犬、うさぎ、鳥、ユーモラスな狸や狐、オオサンショウウオ、思わず笑ってしまう架空の不思議な生物など、動物が描かれた作品が目を引く。1月27日まで。