絵筆で人々を救った奇僧を紹介 「特別展 画僧 月僊」開幕(名古屋市博物館)

江戸時代中期に活躍した名古屋生まれの画僧・月僊(げっせん)の画業と人となりを紹介する「特別展 画僧 月僊」(名古屋市博物館ほか主催)が15日、名古屋市博物館で開幕した。
新来の中国や西洋の文化が入り、多くの画家が新しい様式に刺激を受け魅力的な作品を生み出してきた江戸時代半ば。月僊は江戸・増上寺で修行するかたわら桜井雪館(さくらい・せっかん)に絵を学び、のちに京都で知恩院門主の知遇を受け、円山応挙の影響を受けた。そして独自の画風を確立し、伊勢・京都を中心に全国で人気を博した。
本展では、「鍾馗図」(水戸市立博物館蔵)、「恵比寿図」(三重県立美術館蔵)や 愛嬌に満ちたユニークな仙人の絵を中心に、仏画や花鳥画、山水画もあわせて展示し、月僊の画業の全貌に迫る。また、月僊は絵を売って得た財で寺の再建に努め、貧民救済にも尽力したといわれ、僧侶として社会福祉に尽くした人となりもあわせて紹介する。会期中展示替えあり。2019年1月27日まで。

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