西洋古典から現代日本まで 廃墟を描く「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史」開幕(東京・渋谷区立松濤美術館)

廃墟、遺跡、都市をテーマとした美術作品に焦点を当てた「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史」(渋谷区立松濤美術館ほか主催)が8日、渋谷区立松濤美術館で開幕した。
栄華や文明の痕跡を残しながら崩れ落ちようとする建造物や遺跡。西洋では昔から風景画の一角に「廃墟」が描かれてきたが、18世紀から19世紀にかけて廃墟趣味が流行すると、「廃墟」は絵画の主役の地位を確立した。そして廃墟という美はやがて、日本の江戸時代から近現代の画家たちにも伝播する。
本展では、廃墟の画家として名を馳せた18世紀のユベール・ロベールによる「ローマのパンテオンのある建築的奇想画」(1763年)をはじめ、19世紀のジョン・コンスタブル、20世紀のアンリ・ルソー、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォーらに加え、日本近現代の亜欧堂田(あおうどう・でんぜん)、藤島武二、岡鹿之助、元田久治、大岩オスカール、野又穫(のまた・みのる)らの作品を通して、「廃墟の美術史」をたどる。2019年1月31日まで。

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