「ミケランジェロと理想の身体」、棚橋選手のトークショー開催

ミケランジェロ・ブオナローティ 「ダヴィデ=アポロ」 1530年頃 フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵 撮影・木奥恵三

東京・上野の国立西洋美術館で開催中の「ミケランジェロと理想の身体」展(読売新聞社など主催)に関連し、同展の応援サポーターであるプロレスラー・棚橋弘至選手のトークショーが827日、同館で開かれた。

棚橋選手は、「展示されている彫刻等を通じて、各自の『理想の身体』を考えながら鑑賞するのがおすすめ」などと語った後、ミケランジェロの壮年期の傑作彫刻「ダヴィデ=アポロ」の前で作品と同じポーズを披露。大理石彫刻が醸し出す理想美と、鍛えあげられた現代の肉体美の共演に、会場から感嘆の声が上がった。

 

 

その後、棚橋選手は司会のアートテラー・とに~さんとの軽妙なトークで会場を笑わせた。

 

―「ミケランジェロと理想の身体」展の応援サポーターに選ばれことについて。

あらゆるスポーツの中でプロレス、しかも棚橋弘至を選んだ。ナイス・チョイスです。プロレスと美術は関連性がないものと思っていましたが、“肉体美”というキーワードでつながります。

 

―プロレスラー目線でみる「ダヴィデ=アポロ」の印象は?

まだまだ筋力が足りないけど、鍛えがいがある。大胸筋が高い位置についている西洋人特有の体なので、鍛えればものすごくいい体になると思います。

 

―「ダヴィデ=アポロ」がプロレスの対戦相手だとしたら?

足を取ってください、と言わんばかりの隙が多いポーズなので、僕だったらサッと足を取ってドラゴン・スクリューで一発ですね(笑)。

 

―来場者へのメッセージをお願いします。

彫刻作品は、作品に対して正面一方向からだけじゃなく、あらゆる角度から見ることができて面白い。展示されているミケランジェロの作品などを通じて、それぞれの“理想の身体”を考えながら鑑賞するのがおすすめです。

また、美術ファン、彫刻ファンでなくとも、トレーニングをしている方やこれから筋肉をつけたい方にも来場してほしい。どういった肉体美や筋肉があるのかを理解することは体を鍛えるうえで大切。それがわかると、“今この筋肉を使っているな”とイメージをしながら動かすことができるようになる。フィットネス目線でも、この展覧会で展示されている彫刻をみることは、とても大事です。

 

「ミケランジェロと理想の身体」展は、「ダヴィデ=アポロ」とともに初来日となるミケランジェロの彫刻「若き洗礼者ヨハネ」など、ルネサンスと古代ギリシャ・ローマの作品計70点を紹介している。924日まで。

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