【美術展川柳】入賞作品決定!

美術展の感想をしたためた川柳をTwitterで投稿する「美術展川柳」の入賞作品が決定しました。

入賞作品は以下の通りです。

 

 

大賞 

『美女の顔 「前世の私」と 妻が言い』 #ルーヴル美術館展 (@虹パンダ)

 

優秀賞 

『アポロ見て 心に決めた ダイエット』 #ミケランジェロ展 (@イヂロー)

『出かけたい ダヴィデボディで 夏の海』 #ミケランジェロ展 (@月小町

『マッチョすき 昔も今も マッチョすき』 #ミケランジェロ展(@megantokyo)

『目疑う 王子と馬の 立体感』 #プラド美術館展 (@なぎさ)

『教科書と おんなじだねの 声多数』 #ルーヴル美術館展 (@あんちゃん)

 

 

 

選評は、美術展ナビのコラム「今月コレを見逃しちゃいけま展!」でおなじみ、アートテラー・とに~さんです。

 

<選評>

大賞『美女の顔 「前世の私」と 妻が言い』

虹パンダさんご夫妻にお会いしたことはありませんが、情景が目に浮かんでくるようです。リアクションには、困りませんでしたか?この場合、どう返すのがベストなのでしょうかね。間違っても、「前世のが良かったなァ」とか「前世に何があって、今こうなの?」なんて言えないですよね。「その絵を描いたのが、前世の僕だよ」とでも言ってみましょうか。

 

優秀賞『アポロ見て 心に決めた ダイエット』

“ミケランジェロ展”の会場で、そう決意した人は多いはず。かくいう僕も、そのうちの一人です。おみやげコーナーで販売されていた展覧会オリジナルの加圧Tシャツを買おうかと真剣に悩んでいる今日この頃です。

 

優秀賞『出かけたい ダヴィデボディで 夏の海』

確かに、あんな理想の身体を手に入れたら、海に行きたくなりますね。ナイトプールでなく、真昼の海。皆の視線を一様に浴びたいものです。そして、「きゃー、ダヴィデみたい!」と言われてみたいものです。

 

優秀賞『マッチョすき 昔も今も マッチョすき』

シンプルですが、本質を突いた一句。ゴロもいいです。思わず、声に出して読みたくなります。ちなみに、気になったので調べてみたところ、「マッチョ」はスペイン語で『雄の~』を表す「macho(マチョ)」から来ているようです。筋肉ムキムキの意味で使っているのは、どうやら日本だけのよう。

 

優秀賞『目疑う 王子と馬の 立体感』

“プラド美術館展”の目玉作品のうちの一つ、ベラスケスの《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》。あの立体感は実物を目にした人でないと実感できません。その興奮が17文字にギュッと凝縮されていますね。

 

優秀賞『教科書と おんなじだねの 声多数』

僕も会期中に訪れた時に、会場の中でこのようなセリフを耳にしました。“ルーヴル美術館展”の展示室内の臨場感、観客の皆さまが楽しんでいる雰囲気が伝わってくる句です。

 

 

<総評>

アートテラーという仕事柄、美術展の見どころや感想を伝えるときは、具体的なエピソードや例え話などをめいっぱい織り交ぜたくなってしまうので、300文字に抑えるのはだいぶキツい。twitter140文字なんて、もっとキツい。ましてや、17文字だなんて。この企画が始まる前に、一例として、僕も一応 『ルーヴルの “顔”に囲まれ 恵比寿顔』という句を作ったのですが、今回の応募作に囲まれて、顔が引きつりました。皆様のレベルの高いこと高いこと。美術展川柳の“才能アリ”の人が、世の中にこんなにもいらっしゃったとは。是非、これからもその腕を磨いて頂きたいものです。今回、チャレンジしなかった方も、才能が眠っているかもしれません。是非、次に美術展を訪れた際に、一句詠んでみてください。

 

多くの投稿ありがとうございました!

 

 

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アートテラー・とに~

1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。

芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、現在は、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」として活動。

美術館での公式トークイベントでのガイドや美術講座の講師、アートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など、幅広く活動中。

アートブログ https://ameblo.jp/artony/

《主な著書》 『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』(誠文堂新光社) 『こども国宝びっくりずかん』(小学館)

 

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