「ルーヴル美術館展」 【私の1点(下)】 假屋崎省吾さん(華道家) 現代に通じるおしゃれ

ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ) 「女性の肖像」、通称「美しきナーニ」 1560年頃 Photo © RMN-GP (musée du Louvre) / M. Urtado / AMF-DNPartcom

 上質なブルーのドレスに映えるゴールドのベルトや肩飾り、繊細で美しいレース、胸元のパールのネックレス、サファイアやルビーがあしらわれた指輪。そのすべてが有機的に絡み合い表現されるエレガンス。富と権力を誇示するという肖像画の役割を存分に発揮しながら、当時の最高のおしゃれは現代にも通じるファッション性がある。
 女性の一番美しい姿、普遍的な美しさを表現したルネサンスの傑作絵画。そんな絵に出会える喜びを感じる。

假屋崎省吾さん(華道家)

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