プラド美術館展 【私の1点(1)】 及川光博さん(ミュージシャン、俳優) 未来の王 迫力際立つ

ディエゴ・ベラスケス 「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」 1635年頃 ©Museo Nacional del Prado

 展示室で作品と対面すると、絵の持つ重厚さや、世界にたった一つという本物の迫力を感じました。特に、未来のスペイン国王となる王太子を描いたこの作品は、他の作品と比較しても存在感が際立っています。
 ベラスケス特有の粗い筆遣いから生まれる立体感やリアリズムは、ずっと見ていても飽きません。ベラスケスは宮廷画家として、王の依頼によって描くという制約の中で独自性を発揮した人。彼の芸術家としてのあり方には、私も表現者として考えさせられるところがありますね。(談)

及川光博さん(ミュージシャン、俳優)

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