北斎とジャポニスム展 開幕

「北斎とジャポニスム」展を鑑賞する来場者。東京・上野の国立西洋美術館で。

 西洋の芸術家たちが日本の美術工芸品から受けた影響を、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎を切り口に紹介する「北斎とジャポニスム」展(読売新聞社など主催)が21日、東京・上野の国立西洋美術館で開幕した。
モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホら名だたる芸術家の作品約220点と、「冨嶽(ふがく)三十六景」など北斎の錦絵約40点、絵手本「北斎漫画」といった版本約70点を比較できるように展示しているのが特徴だ。
初日は雨の中、250人超が行列し、午前9時30分の開館を待った。訪れた人たちは丹念に浮世絵と見比べるなどして、北斎作品のエッセンスを吸収しながら新たな表現を獲得していった芸術家たちの傑作を堪能していた。
美術部の仲間と鑑賞した東京都荒川区立原中学1年の小口慈久実(いくみ)さん(12)は、「北斎の浮世絵を参考にしている作品でも、色づかいを変えるなど工夫されているのが面白かった」と話していた。来年1月28日まで。

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