
<城、その「美しさ」の背景>第5回「金沢城石川門」 比類なき完成度 百万石の矜持 香原斗志
天守はなくても百万石にふさわしい城 加賀百万石。徳川家をのぞけば前田家は、江戸時代を通じて全国最大の大名だった。もちろん、その居城である金沢城は、百万石にふさわしい城だった。 ただし、金沢城に天守はなかった。天正
天守はなくても百万石にふさわしい城 加賀百万石。徳川家をのぞけば前田家は、江戸時代を通じて全国最大の大名だった。もちろん、その居城である金沢城は、百万石にふさわしい城だった。 ただし、金沢城に天守はなかった。天正
最初期の面影を最もとどめる新しい天守 個人の趣味をいいすぎるのはどうかと思いながら、あえて少しだけいえば、安土城天主や豊臣秀吉の大坂城天守のような、大きな入母屋屋根に平面が正方形の小さな望楼が載った天守が好きだ。扇の勾配
人気の河野さんの連載、今回は京都画壇を代表する存在として活躍した宇田荻邨を紹介します。出身地である三重県立美術館で「開館40周年記念 宇田荻邨展」が開催中です。 京都の風土を愛し、作品に生かしました。その性格は至って穏や
小説家・永井紗耶子さんが、得意の時代ものに深く関連する展覧会を紹介してくれます。江戸時代を代表するストーリーテラーです。 ◇ 「近松」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは……やはり「門左衛門」でしょうか。 しかし、今回は「近