河野沙也子の「漫画で紹介、先輩画家」第18回 平福百穂 多芸多才の重文作家

歌人としても高く評価されるなど、多分野で活躍した平福百穂。東京国立近代美術館の「重要文化財の秘密」展では代表作の『豫譲』(2020年に重文指定)が展示されていました。同館で同時に開催されている所蔵作品展「MOMATコレクション」では人気の高い『荒磯(ありそ)』を見ることができます(5月14日まで)。
日本画で第一人者。短歌でも斎藤茂吉や島木赤彦と交流と聞けば、どれだけ多芸多才だったか分かります。しかもその才能、真面目(?)なジャンルだけではなかったようで・・。
「懲らしめのための似顔絵」というのも実際は相当に難しそうです。笑いや皮肉のセンスも優れていたんですね。

日本画家。1996年、兵庫県生まれ。2019年、京都市立芸術大学美術学部日本画専攻卒業。2021年、同芸術大学修士課程美術研究科絵画専攻日本画修了。