
河野沙也子の「漫画で紹介、先輩画家」 第16回 甲斐庄楠音 ジャンルの垣根を越えた表現者
京都国立近代美術館で展覧会が始まった甲斐庄(または甲斐荘)楠音。大正から昭和にかけて、異能の人、と呼ぶのが相応しいマルチな活躍をしました。近年、改めて注目されている存在です。 なんて才能に恵まれた人だったのか、と驚きます
京都国立近代美術館で展覧会が始まった甲斐庄(または甲斐荘)楠音。大正から昭和にかけて、異能の人、と呼ぶのが相応しいマルチな活躍をしました。近年、改めて注目されている存在です。 なんて才能に恵まれた人だったのか、と驚きます
亜熱帯の花鳥や風土を独特のタッチで描き、没後に劇的な再評価を受けた一村。今や指折りの人気作家と言ってよいでしょう。ちょうど岡田美術館(箱根)では「若冲と一村」展が開催(6月4日まで)されています。 まさに「追随を許さない
日本画家・河野沙也子さん(https://twitter.com/aaoaao5)の好評連載「漫画で紹介、先輩画家」をまとめて紹介しています。2021年11月に、奥村土牛で始まって以来、ほぼ月1本のペースで偉大な先人画家
今回は昭和から平成にかけて長く活躍し、女性の日本画家として上村松園、小倉遊亀に続いて3人目の文化勲章受章者となった片岡球子です。大胆な構成と色使いで高い人気を誇りますが、その実力を認められるまでは苦難の連続だったことでも
くっきりとした線と明るい色彩で描かれた作品の数々。ひと目で「契月」と分かるほど個性豊かな画風で人気の作家です。 海外での見聞で自らを見つめなおし、というエピソードが日本画家には目立ちますね。契月も独自の世界をつかんだよう
河野さんの連載、今回は岐阜県美術館で回顧展が開催中の前田青邨を紹介します。大正から昭和にかけて長く活躍しました。 飽くことなく晩年まで制作に勤しんだ青邨。早くから才能を認められましたが、若いころの暮らしは大変だったようで
今年は没後80年の節目にあたり、各地で展覧会が開催されている京都画壇の巨匠が登場です。山種美術館(東京都渋谷区)でも10月6日(木)から待望の竹内栖鳳展が始まります。 作品から感じるとおりの人柄だったようです。さて、栖鳳
ついに10回目を迎えた河野沙也子さんの連載。今回は個性あふれる大胆な作風で、現代のアーティストにも多大な影響を与えている川端龍子です。美術愛好家の間でも人気ですね。 自分の道を貫く強さがあった龍子。あの作品群からも想像で
河野沙也子さんの連載、今回は明治期の京都画壇で重きをなした岸竹堂です。京都市京セラ美術館で開催中の「綺羅めく京の明治美術ー世界が驚いた帝室技芸員の神業」展でも作品を鑑賞することができます。 画壇の重鎮のイメージでしたが、
河野さんの連載、人気の速水御舟を紹介します。惜しくも40歳の若さで世を去りましたが、古典を基礎に次々と新しい作風や技法に挑み、名作を残しました。 『京の舞妓』といい『炎舞』といい、一回見たら忘れられない印象的な作品ですね