特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第17回〈番外編③上〉 「大」があるなら「小」もあるんです。「小アルカナ」って何? 「運命の輪」から「力」、「吊された男」と「愚者の旅」はいよいよ佳境に入ってきた。「内なる世界」への旅が始まって、話がどんどん複雑になり、神秘主義の色合いも増し、「ちょっとおなか一杯かな」と思っていらっしゃる方もいるかもし 続きを読む 2022.06.25
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第16回 「吊された男 The Hanged Man」 どちらが上でどちらが下なのか。旅はさらに「内なる宇宙」へと続く――。 セカンドステージに突入した「愚者の旅」。ナンバー12のカードは「吊された男 The Hanged Man」だ。「これもまた、解釈に奥行きがあってワクワクします」というのは、この連載のナビゲーター、イズモアリタさん。「運命 続きを読む 2022.06.20
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第15回 「力 The Strength」 柔よく剛を制す。獣の本能と人間の理性、それをどう融合させればいいのか――。 11という数は、「10+1」。「運命の輪」でひとつのステージを終えた「愚者の旅」は、ここから新しい展開となる。「10」という完結した世界からさらに一歩踏み出すわけだ。ユダヤの神秘思想カバラでは、「11」という数自体が「マ 続きを読む 2022.06.15
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第14回 「運命の輪 The Wheel of Fortune」 回る、回る、運命は回る。出会いと別れ繰り返し…… 洋の東西を問わず、「運命」は人智の及ばないもののようだ。禍福は糾える縄の如し。人間万事塞翁が馬。何が幸福で何が不幸なのか。それすらも、「運命のいたずら」でコロコロと変わってしまう。ローマ神話の女神フォルトゥナは「運命の輪 続きを読む 2022.06.10
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第13回 「隠者 The Hermit」 手に持つランタンが照らし出すものは…… Ⅶの「戦車」で世俗の成功を味わった「愚者」は、Ⅷの「正義」で改めてこの世界の理を考えされられることになった。人間社会において完全に「公正」だということはありうるのか。だれの目から見ても「正しいこと」とは何なのか。思索して 続きを読む 2022.06.05
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第12回 「正義 The Justice」 右手に剣、左手に天秤。「公正さ」を示しているようにも見えるのだけど…… カードナンバーⅧ。実はここが「愚者の旅」、最大の難所である。デッキによってカードが異なっているからだ。ヴィスコンティ版やマルセイユ版ではⅧは「正義 The Justice」だが、ゴールデン・ドーン・タロットやライダー版で 続きを読む 2022.05.30
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第11回〈番外編②下〉 タロットのヒミツの裏にある「数」の意味。2ケタの大アルカナはどう解釈するの? 「数の秘密」がテーマの「愚者の旅・番外編」第2弾。前回は、タロットと深く結びついた「数秘術」の基本を説明した。ただ、それは深くて広い数の世界のほんの入り口に過ぎない。前回、「数秘術」では、1~9の数字を「ルートナンバー」 続きを読む 2022.05.25
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第10回〈番外編②上〉 タロットのヒミツの裏にある「数」の意味。どうしてこのカードは、こんなイメージになるの? 「よくある疑問」に答えていく「愚者の旅」の「番外編」。第2弾は2回にわたって「数の秘密」について。これまでの連載を読んでいただいて分かる通り、「数」はタロットを読み解く大きなカギだ。では、その「数」の論理はどのように構成 続きを読む 2022.05.20
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第9回 「戦車 The Chariot」 前進、成功、そして凱旋。ラッキー7の「戦車」で地上の野心は達成される 地上に降り立った「愚者」は様々な人生修業をした後に、社会の荒波に身を投じ、コミュニケーションの大切さを実感しながら数々の選択に立ち向かった。その結果、たどり着いたのが「戦車 The Chariot」のステージである。「こ 続きを読む 2022.05.15
特集 タロットニチユ―東京タロット美術館 【愚者の旅―The Art of Tarot】第8回 「恋人 The Lovers」 「統合」なのか「選択」なのか・・・・・・「恋」とはかくも難しきもの? 「恋人 The Lovers」という名前である。見ると、上空で天使が弓矢を構えている。さぞかし幸福感に満ちた縁起のいいカードだろうと思う人も多いだろう。でもですよ。これまでこの連載を読んで頂いている方にはもうおわかりだろ 続きを読む 2022.05.10