
東京タロット美術館の記事
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【オープン】東京タロット美術館のミュージアムカフェ「CAFÉ Tarot(カフェタロー)」がオープン
東京タロット美術館(東京・浅草橋)のミュージアムカフェ、「CAFÉ Tarot (カフェタロー) 」が10月2日、東京・浅草橋でオープンした。東京タロット美術館と同じく、国内で広くタロットやトランプなどを販売するニチユー
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第30回〈エピローグ〉 タロット作者は何を考えていたのか――魔夜峰央さんにイズモアリタさんが聞く
「愚者の旅」も「世界」のカードで終焉を迎えた。22枚の大アルカナで示されたのは、人間世界の様々な営みとその向こうにある「真の世界」の数々の秘密。古今東西の神秘思想、フォークロア、歴史の記憶を下敷きにイメージを膨らませたカ
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第29回 「世界 The World」 愚者がたどり着いた「世界」とは? すべては「ひとときの夢」なのか――
「愚者の旅」はついに終点にたどり着いた。最後のカードは「世界」である。「ライダー版」を見てみよう。抜けるように青い空、羽根のようなもので囲まれた結界の中に、女性(?)がひとり浮かんでいる。獣や人、鳥が見守る中、手にロッド
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第28回 「審判 The Judgement」 天使のラッパが鳴り響く「最後の審判」の時。すべてのカルマから解き放たれる「解放」の時――
「それらの日に起こる苦難の後、たちまち 太陽は暗くなり、 月は光を放たず、 星は空から落ち、 天の諸力は揺り動かされる。 そのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、その時、地上のすべての部族は悲しみ、人の子が大いなる力と
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第27回 「太陽 The Sun」 すべてを焼き尽くす強烈なエネルギー。生命の源でもあり妥協を知らない力でもある太陽――
ダイダロスは優秀な細工師だった。イカロスはその息子である。ミノス王の求めに応じ、ラビリンスを作ったダイダロスだが、王の不興を買い、親子共々塔に閉じ込められてしまった。しかし、知恵者でもあったダイダロスは鳥の羽をロウで固め
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第26回 「月 The Moon」 月は心の中を写し出す「鏡」。メランコリックでもありアーティスティックでもあり――
いつか分からない時代、どこか分からない国。上空にはふたつの「月」が輝いている。ひとつは「自然の」月。もうひとつは、「人間が作った」ムーンステーションだ。入植者で賑わっていたムーンステーションだが、地上で起きた最終戦争の影
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第25回〈番外編④〉 タロットはどうやって使われてきたの? どんなふうに使えばいいの?
「塔」の崩壊の後、「星」で新たな世界に入って、「愚者の旅」もいよいよ最終局面に入ったわけだが、ここでちょっとブレイクタイム。いろいろと語ってきたタロットカードだが、それが生まれてから今まで、どんな使われ方をしてきたのだろ
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第24回 「星 The Star」 崩壊の後に来るのは、ぽよんとした明るい世界。「旅」はいよいよ最終章へ――
「愚者の旅」は、「星 The Star」からまた新たな局面に入る。 前回、「塔」のカードが示したのは絶対的な「崩壊」、あるいはまた「解放」だった。良くも悪くも過去に築き上げてきた秩序はすべて「清算」され、「世界」はリセッ
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タロットニチユ―東京タロット美術館
【愚者の旅―The Art of Tarot】第23回 「塔 The Tower」 崩れ去るのは「バベルの塔」か「神の家」か。崩壊ですべてが清算される――
「塔 The Tower」のカードを見て、まず頭に浮かぶのが旧約聖書、創世記の「バベルの塔」の物語である。 〈すべての地が同じ言葉を使っていた頃、人々は言った。「街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。有名になって、全地