
浮世絵師の見た甍
浮世絵には人々の日常が描かれており、当時の日本の風景や流行を知ることができる。江戸時代から明治時代にかけて、屋根を舞台に繰り広げられる歌舞伎芝居や、変わりゆく町並み風景など、浮世絵師が描いた日本の瓦屋根をテーマとして浮世
浮世絵には人々の日常が描かれており、当時の日本の風景や流行を知ることができる。江戸時代から明治時代にかけて、屋根を舞台に繰り広げられる歌舞伎芝居や、変わりゆく町並み風景など、浮世絵師が描いた日本の瓦屋根をテーマとして浮世
江戸時代から明治という新時代への転換は、政治経済体制だけでなく、人々の生活や文化全般を含む、様々な状況を変容させた。造形活動の領域でもまた多彩な動向が生まれ、展開を見せた。西洋から入ってきた情報や技術、イメージは、当時の
足利市出身の画家・川島理一郎(1886~1971)の没後50年をむかえ、その画業を顕彰する回顧展を開催する。川島は若くしてアメリカに渡って美術を学び、フランスをはじめとするヨーロッパやアジア諸国、日本国内を旅して制作をし
商工業都市として発展してきた大阪は、東京や京都とは異なる独自の文化圏を形成し、個性的で優れた美術作品を生み出してきた。市民文化に支えられた近代大阪の美術は、江戸時代からの流れをくみつつ、伝統にとらわれない自由闊達な表現を
尾形光琳(1658~1716)といえば、町人が担い手となって花開いた元禄(1688~1704)文化の立役者のイメージがあるだろう。そして、そのイメージの中心に位置するのが、光琳40歳代半ばの代表作「燕子花図屏風」だ。しか
2023年のNHK大河ドラマは、62作目となる「どうする家康」。これまで数多くの大河ドラマに登場してきた徳川家康だが、単独主役は1983年の「徳川家康」以来40年ぶりとなる。家康が生きた戦乱の世は、まさに予期せぬことが次
松園と松篁はお互いを尊重し、画のことはお互い話をしなかったという。しかし、松篁が母・松園のことを語った文章はいくつも遺っている。また、松園の文章にも松篁について触れた箇所を見つけることができる。二人の文章から、松篁が松園
本展は、日本画家・片岡球子(1905~2008)が歴史上の人物の肖像を描いた「面構(つらがまえ)」シリーズに焦点を当てる初めての展覧会。 片岡は札幌市に生まれ、女子美術専門学校(現・女子美術大学)を卒業後、1930年に再
広島県三原市出身で、西宮を拠点に制作活動を行った秦森康屯(はたもり・こうとん、1923~1994)の生誕100年を記念して展覧会を開催。同館では2003年に開催した「秦森康屯展」以降、遺族や所蔵者からの作品寄贈があり、現
武州金沢の古刹である称名寺には、鎌倉幕府の要職を務めた金沢北条氏の歴代当主の肖像画(四将像)が伝えられている。北条実時が叡尊に帰依し、律の寺として改められた称名寺には、極楽寺忍性に推挙され、下野薬師寺から称名寺に入寺して