
特別展「デンマーク・デザイン」(宮城展)
アンデルセンの童話やレゴ、ロイヤルコペンハーゲンでおなじみの国、デンマーク。最近では、国連が発表する幸福度ランキング上位の国としても注目されている。近年、ますます人気を集める北欧デザインのなかでもデンマークは、ヤコブセン
アンデルセンの童話やレゴ、ロイヤルコペンハーゲンでおなじみの国、デンマーク。最近では、国連が発表する幸福度ランキング上位の国としても注目されている。近年、ますます人気を集める北欧デザインのなかでもデンマークは、ヤコブセン
生命の源である水は、古来、信仰や祈りの対象であるとともに、芸術家たちに多大なインスピレーションをあたえてきた。人生の多くをフランスの水辺の地ですごしたルネ・ラリック(1860~1945)もその一人だ。トンボや魚、水鳥など
昭和初期、ガラスといえば食器や板ガラスなどの実用品や、硬質な切子ガラスなどの生産が一般的であった。そこで岩田藤七(1893~1980)は、宙吹き技法による熔けたガラス特有のやわらかな造形に豊かな色彩をまとった作品を発表し
三井記念美術館の所蔵品は茶道具が過半を占めているが、そのなかでもこぢんまりとまとまりがあり、趣味性が強く独特の世界を備えたものとして茶箱と茶籠がある。同館には約30点の茶箱と茶籠が伝わっているが、いずれも三井家の歴代やそ
はしもとみお(1980~)は、身の回りの動物たちをモチーフに、木彫作品を制作する彫刻家である。幼いころから獣医師になる夢を抱いていた彼女が、彫刻家を志したきっかけは、1995年に発生した阪神淡路大震災の経験だった。失われ
禅宗とともに中国より請来された喫茶の風習は、時が流れてゆく中で、侘び・寂びなどの日本人の美意識を反映しながら「茶」の文化を形成してゆく。そして、茶の湯が発展すると同時に、数々の美術品が賞玩され、用いられた。本年は、大名茶
日本屈指のオールドノリタケコレクションである、若林コレクションの優品を紹介する。オールドノリタケとは、名古屋を拠点とする株式会社ノリタケカンパニーリミテドのルーツ、森村組および日本陶器によって、明治中期から第二次世界大戦
オーストリア、ウィーン郊外にたたずむ古城ロースドルフ城には、日本の古伊万里を中心とした陶磁器が多数所蔵され、かつてそれらは調度品として城内を美しく飾っていた。 ところが、第二次世界大戦終結直後の混乱期であった1945年に