
第13回恵比寿映像祭「映像の気持ち」
映像(動画)は、テレビ画面、スマートフォン、街中や車内の広告ディスプレイ、ゲーム、自動販売機、あるいはウェアラブルな端末など、21世紀の都市生活のいたるところにあふれている。明滅する光に過ぎない映像を前に、わたしたちは、
映像(動画)は、テレビ画面、スマートフォン、街中や車内の広告ディスプレイ、ゲーム、自動販売機、あるいはウェアラブルな端末など、21世紀の都市生活のいたるところにあふれている。明滅する光に過ぎない映像を前に、わたしたちは、
東日本大震災から10年目となる本年、特別展「東日本大震災から10年 土門拳×藤森武写真展 みちのくの仏像」を開催する。 ノミ跡を残した鉈彫り、木の根の形をとどめた立木仏、素朴な円空仏、東北の繁栄を伝える絢爛たる仏。 東北
アメリカ・ペンシルバニア州に生まれたソール・ライター(1923-2013)は、1950年代からニューヨークで第一線のファッション・フォトグラファーとして活躍していたが、1981年、5番街にあったスタジオを閉鎖し、表舞台か
技術的進化によって写真撮影がより手軽になった明治後期、自らの楽しみとして写真を撮り、観賞しようとする人々が現れる。記録という本来の役割よりも、美的な“作品”としての写真を目指したこれらの人々が手本としたのは、絵画の表現で
「村の俺達の狼火をあげよう」——太田生まれの詩人・清水房之丞の詩作「霜害警報」(1930年)の一節をキーワードに、この土地の過去と現在を見つめ、未来を語る場として作り上げた開館記念展「未来への狼火」(2017年)から3年
石元泰博(1921-2012)は、対象の本質を掴み取る透徹した眼差しと、厳格な画面構成が際立つ作品によって、国内外で高い評価を受けている高知ゆかりの写真家である。 農業移民の子として米国サンフランシスコに生まれ、少年時代
永瀬正敏は映画への出演を中心とする俳優として、国内外の多くの作品に出演し、高い評価を受けている。その一方で、彼には写真家としての側面がある。青森、奈良、宮崎など日本の各地を撮影した過去の展覧会では、街や自然、住民などの姿
1907年に世田谷で最初に開通し、“玉電”の愛称で親しまれた玉川電気鉄道。現在は、渋谷から二子玉川に向かう東急田園都市線と、三軒茶屋から分岐し下高井戸へと至る東急世田谷線に、その名残をとどめている。 “玉電”沿線では、1
マーク・ピアソンは、来日して30年余り、日本をはじめアジアの写真文化の発展に貢献してきた。アジアの写真表現にフォーカスをあてた禅フォトギャラリーを立ち上げ、東アジア写真史の重要な作品、貴重な作品の展示や写真集などをプロデ