作品紹介11 《聖アンナのいる聖家族》 ペーテル・パウル・ルーベンス

聖家族にマリアの母アンナが加わった、伝統的な構成の聖家族図です。画面の最前景の狭い空間に人物が配置されることで、家族の仲睦まじさが強調されると同時に、見る者もまたこの家族の一員であるかのような印象を与えます。
本作品は17世紀半ば、宮廷画家で宮殿装飾の責任者でもあったベラスケスによって、エル・エスコリアル修道院の参事会室を飾るために選ばれた作品の1点で、以後19世紀まで同修道院に置かれていました。
聖家族にマリアの母アンナが加わった、伝統的な構成の聖家族図です。画面の最前景の狭い空間に人物が配置されることで、家族の仲睦まじさが強調されると同時に、見る者もまたこの家族の一員であるかのような印象を与えます。
本作品は17世紀半ば、宮廷画家で宮殿装飾の責任者でもあったベラスケスによって、エル・エスコリアル修道院の参事会室を飾るために選ばれた作品の1点で、以後19世紀まで同修道院に置かれていました。