モーリス・ユトリロ

Photo © RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ユトリロはパリ出身のエコール・ド・パリの画家。孤独な少年時代を過ごした後、アルコール依存症治療の一環として油彩を学び、身近なパリの風景を情感豊かに描きました。本作はユトリロが酒に溺れつつも、画家として最も充実した時期と評価される「白の時代」の晩期に手掛けられました。モチーフは、生家に近く画家に幾度となく霊感を与えたモンマルトルのサン・ピエール教会です。異なる筆致の使い分けにより生み出される絵の具の豊かな表情の中に、パリの街に漂う哀愁を観る者に伝えています。

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シャイム・スーティン

スーティンはリトアニア育ちのエコール・ド・パリの画家。1913年にパリに出て、モンパルナスのアトリエ「蜂の巣」で暮らしました。長らく極貧生活を強いられましたが、1923年にギヨームの仲介で、アメリカの収集家バーンズが《菓

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