19世紀後半、急速に近代化が進んだパリでは、それまでの伝統的なアカデミスム絵画に対抗し、全く新しい画風を打ち立てようとする動きが生まれました。彼らは戸外にカンヴァスを持ち出し、光の一瞬の美しさを素早い筆致で捉えようと試みました。そして印象派が誕生します。
 20世紀に入り、印象派の新しさが理解され始めると、若い画家たちは更なる革新性を求め、原色を用い強い筆致を際立たせるフォーヴィスム(野獣派)や、事物を写実的に描くという表現を根本的に問うキュビスム(立体派)などの動きも生み出します。さらに第一次大戦を経たフランスでは、戦争の惨禍から立ち直るために、人間性の回復が唱えられました。芸術の中心であったパリには、イタリア出身のモディリアーニをはじめ多くの外国人芸術家が集っており、哀愁を帯びたパリの街並みやそこで生きる人々の姿を個性豊かな表現で描き、エコール・ド・パリと呼ばれました。
 フランス近代美術が最も輝いた時代に生きた、13人の画家たち。彼らの画風はそれぞれ独創性に富み、その創作が後の世代に与えた影響も計り知れません。

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