アンリ・マティス《 花と果実 》1952-53年、切り紙絵、410 × 870 cm ニース市マティス美術館蔵 © Succession H. Matisse Photo: François Fernandez
2021年春 展覧会サイトオープン予定!
20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)。
大胆な色彩表現が特徴であるフォーヴィスムの中心人物として20世紀初頭、パリで頭角を現します。後半生を過ごすこととなるニースでは、アトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をはさみで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組みます。
アンリ・マティス《ブルー・ヌード IV 》1952 年、切り紙絵
103 × 74 cm オルセー美術館 蔵 (ニース市マティス美術館寄託)
© Succession H. Matisse Photo: François Fernandez
制作中のマティス 1952 年頃
© photo Archives Matisse / D. R. Photo: Lydia Delectorskaya
アンリ・マティス《ブルー・ヌード IV 》1952 年、切り紙絵
103 × 74 cm
オルセー美術館 蔵 (ニース市マティス美術館寄託)
© Succession H. Matisse Photo: François Fernandez
本展はフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、 素描、 版画、テキスタイル等の作品や マティス旧蔵のオブジェ等を紹介するものです。
切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるでしょう。なかでも同館が 所蔵する切り紙絵の大作《花と果実》は 、本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開される必見の作品です。
本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介いたします。
ニース市マティス美術館展示風景 2018 年
© Succession H. Matisse pour les œuvres de l’’artiste Photo: Ville de Nice
本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介いたします。
制作中のマティス 1952 年頃
© photo Archives Matisse / D. R. Photo: Lydia Delectorskaya