北斎 大いなる山岳

富士山は、日本最高峰にして古くから信仰の対象となり、また浮世絵など芸術作品の題材として多く採用され、日本のみならず西洋の芸術にも影響を与えてきた。そうした文化面で高い評価を受け、2013年に世界文化遺産に登録されてから、今年は10周年にあたる。
浮世絵師・葛飾北斎は、この世界に誇る富士山をはじめとして、現在でも百名山として人気の山から北斎と同時代に大坂に作られた人工の山・天保山に至るまで、日本列島各地のさまざまな山を描いている。こうした北斎の制作背景には、近代登山が始まるはるか以前から信仰や生業のために山に登ってきた日本人と山との深いつながりがある。北斎の描いた山を通して、山の信仰、生業、伝説や怪談を紹介し、日本人と山との関わりを見て行くとともに、北斎による多彩な山の表現とその魅力に迫る。
※会期中展示替えあり
開催概要
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会期
2023年6月20日(火)〜8月27日(日) -
会場
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観覧料金
当日一般1,000円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(7月17日は開館)、7月18日
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