面構 片岡球子展 たちむかう絵画(岩手展)

型破りな画面構成と大胆な色使いで知られる日本画家・片岡球子。本展は、その代表作である「面構」シリーズを一堂に紹介する初の展覧会となる。
片岡球子は、1905年北海道札幌市に生まれ、女子美術専門学校を卒業後は、神奈川県で高等小学校に勤務する傍ら創作を続けた。25歳のとき院展に初入選、のちに同人へと推挙され、日本画家としての地位を確立した片岡が、61歳で愛知県立芸術大学の教授に就任し、若い学生とともに新たな日本画を目指す決意のもと制作を開始したのが、「面構」である。以降2004年まで38年間描き続けた、彼女のライフワークともいえる同シリーズは、将軍・足利尊氏や浮世絵師・葛飾北斎など、様々な歴史上の人物を片岡独自の解釈で表現した作品群。本展ではシリーズ作品43点に加え、初公開の小下図もあわせて紹介し、その制作の軌跡をたどる。
「人間の魂を、なんとか絵にしたい」と語った片岡が、生涯をかけて挑んだ「たちむかう絵画」。ぜひこの機会に日本画のもつ新たな可能性を感じてほしい。
開催概要
-
会期
2023年6月3日(土)〜7月17日(月) -
会場
-
観覧料金
当日一般1,200円
詳細は公式サイトへ
-
休館日
月曜日(7月17日は開館)
-
お問い合わせ
- カレンダーへ登録