特別展「日本の切り絵　7人のミューズ」（宮崎展）

私たちにとって最も身近な紙という素材の特性を最大限に活かし、独自の世界を表現する「切り絵」。日本では、祭りや着物の文化と結びつきながら、独自の切り絵文化を展開させてきた。
本展では、蒼山日菜、SouMa、筑紫ゆうな、福井利佐、切り剣Masayo、松原真紀、柳沢京子の日本を代表する女性切り絵作家7人にスポットを当て、その代表作や新作約110点を紹介。彼女たちはハサミやナイフを手に、それぞれの技法を駆使して1枚の紙に命を吹き込み、独自の世界を生み出していく。精巧な線で繋がった図案は緊張感と美しさが共存しており、その超絶技巧は、まさに「神/紙業（かみわざ）」と言えるだろう。2次元から3次元までにも展開するなど、切り絵表現の可能性は留まるところを知りらない。7人のミューズたちによる、繊

細で華麗な「切り絵」の世界が楽しめる展覧会。