花のお江戸ライフ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル

現在の私たちにとって、浮世絵は江戸時代を代表する芸術だが、その当時は広く庶民に支持されたメディアであった。
浮世絵が始まった17世紀後半頃は、「二大悪所」とされていた遊里と歌舞伎を舞台にした美人画、役者絵が主な主題として描かれ、18世紀後半には喜多川歌麿や東洲斎写楽らが登場し、黄金期を迎える。庶民文化が成熟する19世紀に入ると、人々の行動範囲や娯楽の対象はさらに広がり、浮世絵にも多彩な主題が見られるようになった。旅行ブームを背景にして生まれた風景画をはじめ、ペット、食、趣味といった現代の私たちの関心事と重なる主題が登場するのもこの時期だった。
本展では、当時の江戸っ子が夢中になったブーム(流行)や日常の暮らしに寄り添った娯楽の数々をキーワードにして、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳などの作品約150点と当時の食べ物を再現した食品サンプルを展示し、「お江戸ライフ」の秘密に迫る。
開催概要
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会期
2023年4月21日(金)〜6月25日(日) -
会場
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観覧料金
当日一般1,200円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(5月1日は開館)
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