小林一三生誕150年 阪急昭和モダン図鑑

大阪府

2023年、阪急東宝グループ創業者・小林一三の生誕から150年を迎えるにあたり、逸翁美術館ではその事績を振り返る展覧会を連続して開催する。
第一弾「阪急昭和モダン図鑑」展では、1920~1930年代の阪急沿線の暮らしを取りあげる。この時代には、鉄道の利便性向上、百貨店の拡充、郊外住宅地の開発、劇場や球場の大規模化、遊園地の拡張整備が次々と進められた。
それは「沿線に住居することがいかに愉快で、その生活をエンジョイできるかという理想郷を出現させたい」という小林一三の願いでもあった。これらを土台として、阪急沿線にも都市と郊外の新しい文化を享受する”昭和モダン”の華が咲き誇った。宝塚少女歌劇はその代表といえるだろう。
本展では、池田文庫が所蔵する当時のポスター、車内広告、写真、ファッション雑誌、記録映像など、時代を伝えるさまざまな資料を展示。小林一三の「理想郷」とともに、レトロなビジュアルの世界が楽しめる。

開催概要