特別展　恐竜図鑑　失われた世界の想像/創造（東京展）

人類誕生のはるか以前、地球を支配していた恐竜。19世紀の化石発掘を機に、復元図を通して一般に認知されるようになった。以来、この古代生物に魅せられた我々は、化石などの痕跡から想像をはばたかせ、絵画を主な手段として失われた世界を創造してきた。
従来の恐竜展の主役は化石だが、本展では太古への限りない憧憬が込められた「パレオアート（古生物美術）」のロマンあふれる世界へと案内する。

世界各国から集められた作品は、その数およそ150点。恐竜発見以前の幻獣から19世紀の奇妙な復元図、20世紀の躍動感あふれる作品、サブカルチャー、近年の研究に基づくパレオアートまで、古代生物に抱いてきたイメージの歴史を網羅する作品が揃う。時に奇妙に、時に獰猛に、時に荘厳に―。 絵の中に 無限に広がる、失われた世界への想像の旅を楽しめる展覧会だ。