堀内誠一 絵の世界

大分県

堀内誠一(1932~1987)は、昭和に活躍した伝説のアートディレクター、デザイナー、絵本作家。雑誌『anan』、『BRUTUS』、『POPEYE』などのロゴを手がける先進的なアートディレクターでありながら、『くろうまブランキー』や『ぐるんぱのようちえん』『たろう』シリーズをはじめとする人気絵本作家としても活躍した。1974年からはパリに移住。パリを拠点に世界各地を訪ねてはイラストやエッセイを書き、友人たちにも絵入りの手紙を送るなど多彩な創作活動を繰り広げた。
本展は、幼少期の絵画作品を出発点に、アートディレクター、デザイナーとして豊かな才能を発揮した雑誌や書籍等の仕事や堀内にとって特別な仕事であった絵本の作品を通して、画業の全貌を紹介する回顧展。また、大分会場特集として、大分市出身の洋画家・佐藤敬(1906~1978)とのパリ時代の交流にも迫る。

開催概要