ダリとハルスマン

福島県

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大キく見開いた目にピンと尖った口ひげ。サルバドール・ダリ(1904~1989)の顔を広く知らしめることとなった写真《サルバドール・ダリ》(1954)を撮影したのは写真家のフィリップ・ハルスマン(1906~1979)だ。彼の写真は⻑きにわたり世界中の雑誌の表紙を飾り、アメリカの雑誌『ライフ』においては同誌史上最多の101回起用された他、Jumpシリーズではマリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンをはじめ、当時の政治家、作家、科学者など多くのスターがモデルを務めた。
本展では、そんなハルスマンがダリとの数十年の交友を重ねる中で共同して制作した写真の数々を紹介する。デジタル作業による画像加工が登場する以前、ダリとハルスマンが共謀し挑んだ革新的で遊び心に溢れた表現が楽しめる。
本展は、2020年の緊急事態宣言によって期間を短縮した展覧会「ダリとハルスマン」のリバイバル開催となる。

開催概要