茶の湯の床飾り —茶席をかざる書画

東京都

茶の湯は中国より抹茶や煎茶の喫茶法が伝来し、日本の文化や風土にあわせて独自の変容を見せている。移りゆく時代の中でさまざまな茶道具が見出され、それらの茶道具には時代による好みも見られる。とりわけ、『南方録』に「掛物ほど第一の道具はなし」と記され、亭主の趣向を表すものとして床にはさまざまな掛物がかけられた。本展では、茶の湯において、どのような書や画が掛物として珍重されてきたのか、出光美術館のコレクションを中心に紐解いていく。

開催概要