面構 片岡球子展 たちむかう絵画(福岡展)
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本展は、日本画家・片岡球子(1905~2008)が歴史上の人物の肖像を描いた「面構(つらがまえ)」シリーズに焦点を当てる初めての展覧会。
片岡は札幌市に生まれ、女子美術専門学校(現・女子美術大学)を卒業後、1930年に再興日本美術院展に初入選を果たした。以後、日本美術院を活動の軸として長年にわたり活躍し、1989年には文化勲章を受章。103歳の長寿を全うした。鮮烈な色彩と力強い筆致、そして大胆な造形による表現によって、戦後の日本画壇において他の追随を許さぬ独自の画境を切り開いた。
「面構」シリーズは1966年、61歳で描いた足利将軍の肖像からスタートし、99歳までの38年間にわたって描き続けた、片岡の後半生を代表するライフワークである。武将、仏僧、そして浮世絵師たちの顔貌が、現代を生きる片岡の闊達自在な感性で表現されている。本展では、再興院展に出品された大作や、シリーズの創造過程がうかがえる小下絵など約40点から、片岡芸術の真髄に迫る。
開催概要
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会期
2023年4月8日(土)〜5月21日(日) -
会場
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観覧料金
当日一般1,300円
詳細は公式サイトへ
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休館日
会期中無休
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